第6回 オーガニックな洗顔方法
今回は美容の基本中の基本、メイク落としと洗顔についてお話したいと思います。
洗顔にも国民性あり!

日本では
- メイク落としは、オイルクレンジング
- 洗顔料には、石鹸
などが人気ですが、
ドイツでは、1種類の製品でメイク落としも洗顔も両方済ませてしまう方法がポピュラーです。
ドイツ以外の欧米諸国のいたるところで、この方法が一般的になっているため、「日本人のほとんどが2つの製品を使う」と伝えると驚かれることもしばしばあります。
もちろん、欧米でも2種類使用する人たちもいるのですが、日本人のように儀式的に必ず使用する、という方はごく少数派です。
洗顔だけでなく他の化粧品に関しても、メーカーからの説明は参考程度にして自分なりの使い方をする人が多いですし、そもそもそれほど細かいことを気にしない人たちが多いのです。
「化粧品は同じラインで使用しなければならない」という考えの方も少なく、気に入った化粧品をシリーズやメーカーをまたいで使用しています。
その点、日本人は几帳面でまじめなので、メーカーの説明に対して忠実に、使用する順番もきっちり守る方が多いようです。
お客様相談室でも、使用方法や使用量などを細かく質問される方が多く、これは国民性だなあと思います。
とにかく、ヨーロッパの人たちはおおらかなんですね。
今はもう慣れてしまいましたが、最初の頃は日本との大きな違いによく驚いたものでした。
ドイツのおおらかさは化粧品製造過程にも
ヨーロッパの中でもオーガニックや自然化粧品ともなると、このおおらかさにさらに拍車がかかります。
「色や香りが製造のたびに変わるのは、自然だから当たり前だ」
と主張するのをはじめとして、使用方法にいたっては、もともとそんなものは無いのか、と思うほど適当。
たとえば、化粧水と美容液とクリームがあって、使う順番を尋ねると、
「どれが先でもいいよ」
という回答が返ってきますし、使用量も「好きなだけ使えばいい」といわれます。
さらに、
「じゃあ、こんな使い方はどうですか?」
「あんな使い方は?」
といろいろ具体例を出して質問すると、
「あ、それもいいね。うんうん、そういうのもいいよね!」
ほんとーにおおらかです。
白いクリームが、いきなりきれいなピンク色に変わったときもびっくりして訊くと、
「とってもいい赤いバラが手に入ったから、特別に入れておいたよ!」
などと、うれしそうに答えられてしまいました…。
今となっては笑い話ですが、ヨーロッパの小さな会社が作っている自然化粧品メーカーにはこんなところがたくさんあります。それまで日本の化粧品しか知らなかった私にはカルチャーショックでした!
自然化粧品のクレンジングはメイクが落ちない!?
話をもとに戻しますと、そのおおらかな自然化粧品メーカーから化粧品を買って、スキンケアをしている人たちの主な洗顔スタイルは、
- クレンジングミルクをお顔全体によくなじませる。
- ぬらしたコットンでふき取る。(コットンにトナーをつけて拭き取る人が多い)
- クリームをつける。
で、終了!
とってもシンプルですよね!?
1.のあとに泡立てた洗顔料で洗顔する人もいますが、そんなことをするのはドイツの中の美容セレブ(美容に意識の高い人たちを勝手に私がそう呼んでいます)で、一般の人はそんな面倒なことはしません。
オーガニックのクレンジングは、とっても肌に優しいけれど落ちが悪いのでも有名(!?)です。
よくお客様には、
「いったいどーやってメイクを落とすの!」
と訊かれるくらい、落ちが悪いです。
なぜ、そんなに落ちが悪いかというと、そもそもドイツ女性はあまり化粧をしないのです。
化粧をしたとしても、ファンデーションをたっぷりしっかり塗る日本風のメイクではなく、素肌感のある健康的な自然なメイクをする人が多いので、しっかり落ちるメイク落としを必要としていないのです。
少数派の比較的しっかりメイクの美容セレブ達は、たいていの場合、ミルクタイプのメイク落としと泡立つ洗顔の両方<を使用しています。
あるいは、「お肌にやさしくスキンケア効果もある」というメリットを活かして、ちょっと時間をかけてマッサージしながらメイクを落としています。
オーガニック洗顔方法を実践してみましょう!
日本のみなさまにもおすすめの、美容セレブのオーガニック洗顔方法は
- クレンジングミルクでゆっくりとマッサージ
- ぬらしたコットンでふき取る
- 泡立てタイプの洗顔料で洗う
- 化粧水、美容液、クリームなどで仕上げる。
それでもメイクが落ちない場合は、1.の前にアーモンド油や肌にやさしいオイル(アルバ トリートメントオイル、ラヴェーラ ボディスパ ボディオイル ラベンダーシークレット(新商品!)、Dr.ハウシュカ ムーアラベンダーボディオイルなどがオススメです。ラベンダーは作用が穏やかなので、ボディオイルですがお顔にお使いいただけます)をぬらしたコットンに少量つけてポイントメイク落としをすると、なんと!クレンジングミルクよりもよく落ちます。
ただし、オイルなので、そのあと1.の「クレンジングでゆっくりとマッサージ」を行って、使用したオイル分も取るようにします。
これらの工夫はメイク落ちをよくする工夫なのですが、工夫してまでもオーガニックのクレンジングミルクを使ってほしい理由があります!
落としすぎはニキビ・肌荒れのもと
手間をかけてもオーガニックのクレンジングミルクを使って欲しい理由。
それは、
肌に刺激を与えずメイクを落とすことで、負担を最小限に抑え、美肌を守る!
ことなのです。
実は、よく落ちすぎるクレンジングは要注意で、肌が本来持っている天然保湿成分までもみんな落としてしまいます。
天然保湿成分が足りなくなると、乾燥、敏感、ニキビのもとになってしまうのです。
「洗顔後にいいクリームをつけるから大丈夫」という方も多いと思いますが、私達がもっている天然のよい成分はなかなか化粧品では補えないのが現状です。
たとえば、食器を洗うとき、ステンレスのお鍋だったらどんな強い洗剤でも大丈夫ですが、高価な漆塗りの食器は通常の食器洗い洗剤は使用せず、米のとぎ汁などを使いますよね。
それと一緒で、ものすごーく丈夫な肌なら、どんな洗顔料でも大丈夫かもしれませんが、デリケートなお肌や美意識の高い方には、落ちのよさだけでクレンジングや洗顔料を選ぶのはそろそろ卒業してもらいたいのです。
私自身もそれほど肌が弱いわけではなくむしろ丈夫なほうですが、ニキビが出来やすい肌質です。
今はスキンケアをしっかりおこなっているので、よっぽど体調が悪いとか、悪い食生活が続いたときに肌の調子が崩れる程度ですが、そんな私でも、仕事の関係で市販の強いクレンジングを試用すると1週間は調子が戻らず、ニキビがたくさんできてしまいます。
保湿成分を落としすぎてニキビができるのは不思議に思うかもしれませんが、大人のニキビは乾燥が原因の方が多いのです。
ちょっと自慢♪キレイになれる職場
弊社に入社したスタッフの多くが最初は極度の乾燥、敏感、ニキビができやすいなどのトラブルを抱えていますが、ごく普通の女性でも、洗顔を見直しただけで人がうらやむほどの美肌に変身していきます。
今まで肌がコンプレックスだったというスタッフも、初めて会った人から「肌がキレイですね」と褒められるようになったとか♪
ちなみに、スタッフには自社の化粧品を買うよう強制したことはないのですが、ほとんどみんな自然化粧品にはまり、いつのまにかものすごいフリークになっています。
自然化粧品は一見すると地味なのですが、実は力強さと優しさの両方を持っているので、はまると抜け出せなくなるほど好きになって面白いんですよ!
皆さんも是非、オーガニック流・洗顔方法を試してみてくださいね。
本コラムの出筆者は関根千恵です。

関根千恵:
主にドイツ、イタリアのコスメメーカーと往復して、商品選定からマーケティングまで自らこなす等、日本にオーガニックコスメを広める努力をしてきました。
※左の写真はトムトムベイビーの創始者、アントニアさんとTV出演をした際の記念写真です。




